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三国恋戦記〜オトメの兵法!〜
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ブログタイトルはMaxBoys「恋のキセキ」から引用。
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1Q84 BOOK1
22:23
ものすごく続きが気になる、早く先を読みたい、という気にはならない。
けれど、飽きさせない作りになっていて、途中で止めようとは思わず、最後まで読もうという気にはさせられる。
最初はミステリーに近いファンタジーだと思っていたんですが、物語の骨格自体は冬のソナタも真っ青な純愛物語なんじゃないかと思ってきた。

続きから、ネタバレ含みます。

村上春樹作品って初めて読んだんだけど、文章がすごく特徴的ですね。
一番うざいな、と思ったのが、「私の言った事が分かりますか?」「はい、分かります」といったような会話のやり取りが頻繁にある事。
一人称が「私」から変わったり、「分かります」が「分かると思います」に変わったりもするけれど、こういう相手の理解を確認する会話のやり取りが、もう本当に、ものすごく頻繁に、しつこいくらいに行われる。
他の作品もそうなのか、この作品だけそうなのかは分からないけど、はっきり言ってうざいです。
またかよ、しつこいよ、普通の会話でそんなに頻繁に分かったかどうか確認するのは教師くらいだよ、って思う。
医者とか歯医者も患者の説明に関してそうする事があるか。

確かに、仕事の説明に関する会話も多いから、そういう確認作業が必要なのかもしれない。
けど、会話としてそう何度も登場させる必要はないと思う。
それとも、これも何かの伏線になってるとか?
作者の文章の癖にしか思えないんだけど。


次に思ったのは、この作者は女性蔑視か?って事。
男性が書いているというのはすぐに分かる。作者の名前だけじゃなくて、文章や内容読んで、あ、これ男が書いてるなって分かる。
有川浩は女性の文章っぽいんだよね。名前を見て最初男性だと思ってたんだけど、本を読んで女性だと思った。
逆に村上春樹は名前見ても男だなって思って、文章読んでも男だなって思った。

女性蔑視かなって思ったのは、はっきりとはそう言えないんだけど、文章や記述や描写の細かい所から受ける印象が、男性優位で女性を軽んじてるような気がしてならない。
はっきりと言葉には出来ないんだけど、そういう印象を受ける。
内容として、女性蔑視の内容も出てくるんだけど、物語としての必要性とは関係ない所で、この作者は女性を軽んじてるんだろうなーっていう事を思う。

あくまで私の勝手なイメージなんですが。
少なくとも、この1Q84という作品を読んだらそう思った。他の作品を読んだ事ないので他だと違うのかどうか分からないけど。

軽んじてるとかじゃないのかな。
同人誌の18禁本を例にするなら、女性の描くBL本は作品の受けに対してかなりひどい事をするし、男性の描く男性向けエロ本は、女性キャラに対してかなりひどい事をする。
それと同じ事なのかもしれない。
自分と同じ性別の者には無意識のうちに優しくし、自分と違う性別の者には無意識のうちに冷たくする。ひどい描写も平気で出来る。そういう事なのかもしれない。
同じ男性向けエロ同人誌というジャンルで、レイプ物の場合、男性の描く物は前戯もなしに無理やり突っ込んだりするけど、女性が描くと必ず濡らしてからとかイカせてからとか突っ込む。
女性の場合、自分がそうされたら嫌な事を何となく避けてるんだと思う。男性物というジャンルを描いていても。
商業だと編集の意向が入るから違うけど、同人の場合大体これで見分けられるよ、男が描いてるか、女が描いてるかは。


女性に関する扱いが軽いっていうのは、作品の中でも少し描写されてるよね。
DV被害の女性が出てきたり、女性蔑視のギルヤーク人に関する書物を引用したり、宗教団体の教祖が生理前の少女を強姦しているという描写があったり。
これらの描写は、ギルヤーク人はともかく物語として必要なんだろうと思う。
ギルヤーク人を何でそこに出したんだ。ふかえりに例えてるのかもしれないけど。

上手く言葉にできないんだけど、一番納得いかないのがね、DV加害者の男性を殺す女性の話を書いているのに、その殺し方がすごい理想の殺し方だっていう所。
理想の殺し方っていうか、理想の死に方。そうやって死ねればいいのにっていう死に方。
痛みも苦しさも恐怖も味わわずに、一瞬であの世に送る事が出来る殺し方。
非人道的なひどい加害者を殺すやり方にしては、すごく甘い。甘いっていうか、それ普通に良い理想の死に方じゃないか。
殺人だとばれるわけにはいかない、自殺にも見せかけられない、あくまで自然死にこだわるというデスノート使ったのかよってくらいの自然死に見せかける必要があるからこその殺し方なんだと思うけど、ちょっとこれ納得いかないわ。
被害者の無念を晴らせてないじゃん。
これから先の未来、加害者の影に怯えずに暮らせるだけでいいのかもしれないけど、何でそんなひどい加害者に穏やかな死を与えてあげなきゃならないのか、それが不思議です。
これならまだ、スーパージャンプで連載されている小手川ゆあの漫画「君のナイフ」の方が納得できる。


小さな伏線はちゃんと回収されてるという点は好き。
ちょこっと出てきた描写で、あれもしかしてこれって●●なのかな?って思った事が、ちゃんと当たってるというのは、読んでて気持ちいい。

最初の方のちょっとした描写で青豆が殺人をしている事が分かったり、天吾の手を握った女の子って青豆なんじゃないのと途中で気付いたり、つばさはふかえりと同じコミューンにいたんじゃないのって思ったり、そういう細かい事を予想して、それがちゃんと当たってるというのは良い。
天吾と青豆という同じ年の男性と女性が主人公で、それぞれ1章ずつ進むという話の作り方から、この2人多分知り合いなんだろうなーというのは、最初の2章を読んだ時点で思ったけどさ。


純愛だというのは、この2人が生涯好きになった相手がお互いしかいない、っていう所。
20年間一度も会ってなくて、関わったのは理科の実験でかばったのと、放課後一度手を握っただけ。
それだけでずっと、20年間一度もずっと会ってないのに、ずっと好きでいたらしい。
まぁそれぞれ、体はキレイなままではないけれど。
この純愛(?)の結末がどうなるのかも気になる。一度くらい再会させてあげて、と思う。


細かい表現とか台詞とかは気になるんだけど、物語の登場人物を通して語られる生き方とか信念とかには、共感出来る。
私がずっとそう考えて生きてきた事がするりと文章になっていると、ああこう考えてたのは私だけじゃないんだなーと思った。
そういう台詞がすごく沢山あるんだよ、この作品には。

例えば、思春期の頃は数学だけが自分を救ってくれた、とか。
悩みがあっても数学に向かい合ってる時だけはそれに没頭して、現実を離れて悩みを忘れる事が出来た、とか。

例えば、お茶を飲んで眠くなって転寝をしてしまう、そのまま二度とを目を覚まさないで死ぬような死に方をしたい、とか。

青豆やあゆみのような男性関係も共感は出来るんだ。
誰でもない誰かを必要とする、という気持ちが分かる。
特定の誰かを作る事よりも、知らない誰かと関わる事の方が怖いので、やった事はないけど。


章ごとに主人公が入れ替わるので、話が断片的に続くのがちょっとイライラするかな。
主人公が2人いるからね。
何となく、連載小説のような感覚を味わっているよ。
ちょうどいい所で章が終わるから。


BOOK2の最初の方までしかまだ読んでないので、結末がどうなるかは分からない。
何となく、登場人物達は幸せにはなれないんだろうな、と思っている。
青豆の未来には死しかない気がするし、天吾の未来には孤独しかない気がする。
何だこの鬱なストーリーは(笑)
例え未来に死しかないような気がしていても、幸せだと思えるような結末ならいいと思う。

「優しいおとな」も結末は死だったけど、幸せだと思えるような最後だったからな・・・
しかし、この作者は何となくハッピーエンドという事をしないような気がするので、鬱エンドで終わる気もするよ。


読むのに時間がかかるので、結末を見るのはもう少し先になりそう。
BOOK3が4月に出るから、はっきりした結末は書かれないのかもしれないね。
| 2010.02.14 Sunday | 小説 | comments(0) |
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